部屋に死体が横たわっている。それも上司の死体だ。思わず後退り足をもつれさせる。危うく転びそうになるが慌てて壁に手をついた。できるだけ、最初の痕跡以外残さない様努めた。何故なら明らかに他殺であるからだ。花瓶が割れ花と水が死体、特に頭部を中心に広がっている。その中に僅かに残る血液。そして倒れる間際に机のものをひっくり返したのだ。部屋の片隅にまでその痕跡が及んでいた。
12/7/2023, 6:39:11 PM