お墓の中の僕と外の君

Open App

僕の目線の先にはいつも君がいた。泣いてる君がいた。
胸がキュッとなる。
「こっちにおいでよ...」
行きたい、走り出したいはずなのに、前に進めない。
君を抱きしめたいはずなのに進むことができない。
一歩踏み出すことさえできない。
何かが僕を蝕んでいる。
(どうして...)
進みたい!歩き出したい!抜け出したい!
暗闇の中にいる僕に、君は会いにきてくれる。
それがとても嬉しい。
だから僕は抱きしめたい。
泣いてる君に大丈夫だよって。

7/19/2024, 12:28:08 PM