2025/09/22
虹を見てすぐまた宿を探しに街に行って、
そこで、少し粘って今日も宿を手に入れたの。
今日泊まってるホテルは窓からちょうど水平線と夕日が見えて、
とても美しかった。
言葉が美しいじゃ足りなくて
勿体ないようなもっと素晴らしい言葉がありそうな。
そんな気がして口には出せなかったのよ。
そんなふうに悩んでる私を、
隠れて絵描きは盗み描きしてたわ。
描きたいなら私に直接言ってくれていいのに。
なんか私って、彼に慣れてきてるのね。
彼の何を知ってる訳じゃないのに、
彼がどんな人生を生きてきて、
どんな恋をして、
どんなふうに傷ついてきたのか。
何も知らない。
けど、私は彼のことを知りたいと思わないし、
彼を傷つくことから守りたいとも思わない。
自分は守ってもらいたい癖にね。
雨が降ってきた。
彼が起きてバレたらいけないから、
もう寝るわ。
……こういうのが変わってないって言うのよね。
曇りの空の下。
9/22/2025, 11:48:09 AM