赤い糸と聞くと運命に結ばれた2人というテーマが思い浮かぶ。
そんな童話あったな。と思い出してみる。記憶の限りでは眠り姫、白雪姫、ラプンツェルetc….ではないだろうか。
これらのストーリーには共通点がある。姫を陥れる魔女の存在。そしてそれを救い出す王子様。
結局、姫にとっては自分を救い出してくれた王子が自分の事を好きでいてくれた(なおかつイケメンだった)から恋に発展するという筋書きだ。
このイケメンが姫を掻っ攫っていく筋書きは今も昔もそう変わらないと私は思う。
例えば、女の子が彼氏と別れて苦しい時に話を聞いてあげた男子がいつのまにかくっつくなんて、よくある話だ。
少し想像しにくいかもだが、この女の子の元カレが童話で言う魔女にあたるのだろう。
王子は自然に姫と結ばれる訳ではない。魔女が2人を結果的に燃え上がらせるのだ。
つまり、赤い糸なんてものは魔女がいないとつむぎ出されないものではないだろうか。
そうなると話は早い。好きな女の子と結ばれるには魔女から救ってやることが必要だし、やってはいけないのは自分がその子にとっての魔女となることである。
魔女から救うというのはその子を襲う困難を見出し、できる限り取り除いてあげるというイメージがつく。困難が大きければ大きいほど効果がある。
やってはいけないことである魔女になるとはどういうことだろうか。それは自分がその人の困難になるということである。
実は女の子の困難になるなんて、簡単にできてしまう。
魔女は劇中では醜い顔で描かれる。外見や内面が醜い状態で女の子にアプローチするだけで簡単に魔女になれてしまう。
外見を磨きましょう、内面を磨きましょう、とは魔女にならないための必要最低条件なのだ。
では内面はともかく、外見に現在、不安を抱える男性は何もできないのかというとそうでもない。
カエルの王様、美女と野獣というストーリーはそのために用意された筋書きだ。
この筋書きを達成するには、男性にツンデレかつ内面の綺麗さが求められる。
内面の綺麗さで女子を救い、徐々に打ち解けるスキルが必要となる。そして外見を努力で変えていく。
となると結局重要なのは内面が先、外見は後ということではないだろうか。
内面も外面も切り開くための実際の努力こそが全ての近道だ。
6/30/2023, 4:19:49 PM