生きる意味を見失い、なう。

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誰も知らぬ 遠き街にて
僕はひとり ゆっくりと歩く
遠く遠く見える 聖堂を目指して

キミは何時か 僕と一緒に
あの聖堂へ 行きたいと言ったね
だけどキミは 僕と一緒に行く前に
神の花嫁になってしまった

やがて 歌が
風に乗って聞こえてくる

神を讃える讃美歌だ

その荘厳な歌声の合間に 声が聞こえる
美しい讃美歌を讃える声が
愛溢れたシスターの
穏やかな微笑みに魅了された声が

僕は足を止め
しばし 歌に酔いしれよう
しばし 人々の称賛を聞いていよう

今生でもう2度と逢えない キミとともに

穏やかな 日差しが
高らかなる 讃美歌が

聖堂のステンドグラスに差し込む
誰も知らぬ 遠き街に風に乗り 流れ行く

そこで僕は 幻のキミと手を繋ぎ

ひとときの

しあわせな

夢を見る

#声が聞こえる




















五月雨より►いつも、『もっと読みたい』と言って
下さり、ありがとうございます。
こんな 拙いモノしか出せませんが、
お気に召してくれていたなら有難いです。

9/22/2022, 11:54:01 AM