たそがれが迫っている。何もかもを包容する夜を伴って。夜に抱かれている間、誰もが穏やかに眠るが私だけは不安だった。今の私と翌朝の私。果たして同一なのだろうか。髪の先からつま先。どこもかしこも。夜に齧られすりつぶされ、気まぐれに吐き出されたのが翌朝の私ではなかろうか。そして今の私も例外ではない。今日もたそがれが迫っている。夜を伴って。
10/1/2023, 1:17:47 PM