バルーンみたいにやんわり膨らんだチューリップ弧を描いて、つぼみがひらいた若々しい燐とした姿暑い陽射しはいまだ時の流れの早さに追い付かないやや薄着の肌に心地よい戸惑いと蒸し暑さとを感じさせるスポイトで色を掬って、たっぷりと水を含ませたような繊細で透き通った花びらが重なっているのを見つけた美しく、こんなに儚いのに、しっかりとした軸で自らを奮い立たせていた木洩れ日が降り注いだ今日、私は春爛漫
4/10/2022, 12:30:47 PM