どっかの若者

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先生に呼ばれた。
「最近蹴られてる姿を見かけたんだけど、大丈夫?」
「大丈夫です。」

大丈夫なわけないだろ。心で思った。

「そう。なら良かった!遊んでただけなのね!」
「はい」
「嫌だったら、やめてとかやだとか言えばいいものね!」

言えるわけないだろ。
俺がどんだけ苦しんできたか知らないくせに。
俺の気持ちも知らないくせに
俺の努力が足りないみたいにいうなよ。

俺は帰ってから星を見ながら言った。
「もしかすると、もーそろっとそっちに行くかもな。そんときはよろしく」
俺は星とグータッチを交わして
微笑んだ。
友達なんて星しかいないんだよ


7/5/2023, 9:40:46 PM