平穏な日常
昨日と変わらぬ朝、変わらぬ自室、今日も一日がやってくる
枕元の窓から差し込む目障りな日差しに、思わず顔を顰めた。
もう朝?
ムクリと寝具から起き上がると寝不足からくる頭痛と倦怠感、朝は本当に怠い、気分の上がりようが無い
水分がほしい
リビングに向かいウォーターサーバーで水を汲み一気に飲み干す
ふぅと一息、落ち着いたところで今日の予定を
スマートフォンのスケジュールアプリで確認する。
今日は……お昼から君と会う。
君とは1ヶ月ぶりか。
1ヶ月、1ヶ月周期で会う友人というのは、一番良い距離感だと私は思う。
予定を見て少し気分が上がった
さて、現在時刻は9時だ
私にしてはこの起床時間は遅い方だ
やはり昨日の夜ふかしが祟ったな。
一人反省する、というのも昨日はつい夢中になってしまい遅くまで本を読んでいたのだ。
珈琲でも入れて頭を覚まそう。
キッチンに向かいスーパーで買ったインスタント珈琲に湯を注ぐ
本当はドリップが良かったが手間を考えてのインスタント、しかしこちらも十分に香りも湯を注ぐ音も良い。
入れ切ったところで朝食を済ましていないことに気づく、もっと早く気づいていれば一緒に作れていたものを
昨日の今日からはちゃんとしたトーストや目玉焼きをしようと思っていたが、少し面倒になり菓子パンを手に取る
いつも理想だけは高いんだ。
しかし菓子パンも中々美味いものだ、何口か頬張って、珈琲で流し込む、形だけの優雅。
満たされてるのに虚しい
食事を終えたところで時刻は10時半頃
君との約束は12時に駅前に集合だから、そろそろ準備しても良い頃合いだ。
食器を下げ、支度を始める。
タンスを開き服を選ぶ、今は冬
冬の気温は嫌いだが服装は好きだ。
重ね着ができるからお洒落のレパートリーが増える
君はどんな服を着てくるだろうか、まぁ被ることなど殆ど有り得ないが、なるべく違うものを着ないな。
服を選ぶ時間は何も決まらないクセに、とても心が満たされる。
用意が整ったところで時刻は11時、そろそろ向かうとしよう。
今日は君とどんな物語が起こるだろうか。
そんな期待を胸に家の扉を開く
3/11/2026, 11:16:35 AM