廃寺夜想曲*

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秋風に狂喜乱舞する、イチョウ。



孫の顔線香花火に火をつける、年老いた君。





こうして、人生は終わっていくのか。




幼い頃とおなじ、
小さい閃光に輝く、生涯の伴侶となった愛する君。






花火よりは、美しい時を、一緒に巡れたかな。




どっちかが死んでも、
いい歳して泣くのはやめましょうね。









貴方は、やはり、美しい。
───────恒久に、愛してると誓うよ。

11/14/2022, 10:13:30 AM