「終わらない問」
我が家の愛犬は、食べ物にかんして、わがままだった。
ドッグフードは食べない。
一度食べないと決めたら、絶対に食べない。
何か混ぜても口をつけない。
かなり頑固だ。
この偏食は、生後半年から始まった。
初めは、ドッグフードを出して、食べないなら、直すを繰り返していたが、本当に頑固で食べない。
あまりにも食べなさすぎて、嘔吐をくりかえし自分の胃酸で胃があれた。
それに、栄養不足から毛が少なくてすかすかになった。
当初かかっていた病院は、犬はそんな物だから気にしなくていいの一点張り。
あんまり親身に私たちの話に耳を傾けてくれなかった。
さすがに、食べない領域を超えているから、セカンド・オピニオンする事にした。
そこの先生は、動物もトラウマがあるそうで、食にかんしてもトラウマが出る事があるそうだ。
我が家の愛犬が、何故ドッグフードにトラウマを抱えたかわからないが、このままでは、発育に影響がで出す可能性の方が高いので、手作りご飯を提案された。
それから、手作りご飯を作るようになった。
手作りご飯が大好きになった愛犬。
突然、舌も贅沢になった。
それから、七歳になるまで、何も問題なく育った。
ある日の事、今までは、外でしかトイレしなかったのに、急に夜中おしっこをお家でするようになった。
幸い、お家ですることもあるかと、トイレの場所を教えていたし、最近寒いし、おしっこも近くなるよねー!っと思いそこまで気にする事がなかった。
そんな日が結構続いたある日。
夜寝る前の、散歩を終えて、しばらくすると、また外に連れて行って欲しいと催促があった。
初めは、わがままかと思い、無視をしていたが、あまりにも外に行きたいと言うので、仕方なく散歩にいった。
すると、おしっこが出ていないのに、おしっこの仕草をする。
何度も繰り返す。
なんか、おかしいなぁ?膀胱炎か?っと思い、明日朝イチで病院に行く事を決めた。
次の日の朝、愛犬のトイレを見てびっくりした。
血尿が出ていたのだ。
念のため、紙コップを片手に散歩し、検尿した。
検尿した尿を見てみると、沈殿物が浮いている混ざりっけのある尿だった。
奇遇なことに、飼い主も、愛犬が血尿を出す少し前に、血尿がでた。
あわてて病院に行ったら、飼い主は、膀胱炎だった。
その時の血尿と愛犬の血尿がそっくりだったので、
愛犬もきっと膀胱炎だろうと思った。
でも、愛犬は、膀胱炎は間違いないが、膀胱炎になる原因が他にあることがわかった。
膀胱に石と砂がたまっていた。
検査結果は、ストルバイト結石と、その結石が膀胱を傷つけて細菌感染し膀胱に炎症がでたんだろうとの事。
幸い、ストルバイト結石は食事療法で溶ける結石なので、食事療法すれば治る結石だ。
ドッグフード等食べているのが限られている犬だったら、長年食べ続けたドッグフードを変えたのが原因で、ストルバイト結石になるみたいで、その場合は結石が治るまで食事療法をし、元のドッグフードに戻せば結石ができることはないみたいなのですが、愛犬の場合、手作りご飯なので、何が原因か特定が難しいとの事でした。
なので、永遠に食事療法できるドッグフードに変える事を、先生から進められました。
そして、当然おやつも禁止。
この日から、怒涛の1ヶ月が始まります。
我が家の愛犬は、食にわがままになっています。
すんなり、ドッグフードを出して食べてくれたらいいのですが、すんなり食べてくれる愛犬ではありません。
なので、フードプロセッサーを購入し、ドッグフードを砕き、水で溶かし団子にし、強制給餌。
この作戦が一番簡単でした。
ほっとしたのもつかの間。
よいしょ、よいしょであげるご褒美は、鹿肉やしし肉を、乾燥させたジャーキーを小さく刻んだ物をあげていましたが、これからはずっとドッグフード一粒。
ご褒美でドッグフードを一粒出すと、首をかしげる愛犬。
クンクンと匂いを嗅ぐが、プイっとそっぽ向いて食べない。
それから、愛犬の不満が爆発。
必死に、飼い主に訴え続ける。
「なんで?なんで?いつものは?」と朝も昼も夜も夜中も四六時中、問われた。
少しでも、愛犬が食べ物を忘れられるように、飼い主たちも、愛犬の前では、飲食禁止に。
そんな日が二週間ぐらい続いたある日。
愛犬が自分からドッグフードを食べた。
6年ぶりに見る姿に、家族一同感激した。
だが、まだ不服そうな顔つきで食べている。
「なんでこれなん?母さんたち何で何もくれなくなったん?」って言いたげな顔つき。
可哀想だけど、愛犬の為、愛犬の為と自分に言い聞かせた。
1ヶ月たつ頃には、すっかりドッグフードをこよなく愛す愛犬に変わっていた。
その後の検査で結石は溶けてなくなり、完治していた。
結石が落ち着き、先生とも話し合い。
ご飯も食べれるものが増えればと思い。
ドッグフードを変更したり、食べれそうなおやつがあるかもと思い、食べさせて、検尿したがどれもすぐに、ひっかかるので、結石になりやすい体質と言うことがわかった。
結果、我が家の愛犬は、食事療法用のドッグフード以外は食べれない。
今日も、定期購入のドッグフードが届いた。
10/26/2025, 4:58:55 PM