弐式

Open App


あなたをおもって選んだ花の数々を丁寧にひとつに包んで、家に帰ったらお気に入りの花瓶に生ける。

窓際に置いて、日常のふとした瞬間にあなたを思い出す。

不毛だとわかっていてもやめられない。やめる気は無い。

あなたがずっと好きでした。


届くことのないおもいを花に変えて、そうしてひとつに包んだら。



いつかあなたに届くんじゃないか。


なんてね




2/11/2024, 3:09:18 AM