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極楽浄土
一面に、絵画のモネの描いた画のような睡蓮の花が咲いていた。空は、何処までも優しいブルーだった。
ーー此処は、貴女が逢いたいと、思っていてもなかなか会えない方に逢える所なんだよ。
『私は、死んだの?!』の、と私は、訊いた。
『貴女さまは、死んではいません。』
『でも、貴女さまの心臓は故意に止まっています。』
『えっ?!どういうこととかか?!ちゃんと教えて下さい。』
『貴女さまは、今、下界では、手術をしています。』
『あっ、あの時だ。』私は、口に手をあてた。
『リアライズ?!だから、俺は天使。まだ、新人だけどな。さっきのは、俺の先生なの。』
天使は、清廉潔白のイメージがあるのにな〜。私は、残念だな〜という、眼差しで、新人天使を仰抱いだ。
『はぁ~』
『なんだよ。その態度は?!』た、新人は、怒った。
『学校を卒業してっから、安心しなさい。』
『はぁ~。』私は、もう一度、ため息が出た。『じゃあ、何処に行く?!誰に逢いたいのあんた。』
『あんたじゃなくて坂野あんずです。』
『あんず、よろしくな。俺は、リトハ。』『リトハさん、さんとか、ちゃんとか、付けなさいよ。』
『あんず、行くぞ~。』と、リトハは、私を抱きしめ折りたたんでいた白い翼を広げた。
『本当に天使だったんだね。ごめんなさい。』
水彩画のような街だった。
『おじいちゃんとおばあちゃんに逢いたいな』と私は、言った。
もう、二人とも亡くなって大分経っな〜。
おじいちゃんとおばあちゃんも旅行中で不在だった。
リハトが、『ホログラムで、おじいちゃんとおばあちゃんと合わせてくれた。
『あんずは、いいコだヨ〜。』とおじいちゃんもおばあちゃんも言ったてくれた。
あの時のことだ。悔しいことやままらないことがあんずには、他のみんなより、いっぱいあると想う。でも、あんずには短詩文芸があるだろう〜。それで、
帳消しにすれば大丈夫だろう。と、おばあちゃんは、言った。おばあちゃんは、生前の頃から、私が文学に一所懸命に取り組んでいたのを知っていた。
『あんずは、学者になるんか〜??』と、私のことを冷やかした、もちのろんは、私は、否定をした。
でも、あながち間違えでは、ないの。私の夢は、小説家です。
『おじいちゃん、おばあちゃん、あんずの仕事で作ったお菓子や大好きなピザも一緒に食べてくれてありがとう……。』と、私は、言った。
『達者でな〜、みんなによろしく伝えておくれ』と、おじいちゃんとおばあちゃんは、言ってホログラムは消えた。
『おじいちゃんとおばあちゃんは、今、何処にいるの?』と、訊くと、リハトは、下界でいうと、ハワイ的な。』
そう言えば、アロハシャツ来ていたな〜🤔
『でも、いいおじいちゃんとおばあちゃんですね〜。』た、リハトは、言った。『そうなんだよ〜^_^♫』と、私は、言った。
胸の中がジンワリと暖かい。リハトが、『もうじき、下界のあんずさんが目が覚めます。』
『あと、ちょっとだけ🙏お願いします。』
短詩文芸のお世話になっていた先生に逢いたいです。じゃあ、ち、リモートで。またそれが……。(^_^;)
まだ、確かにコロナ禍だけだな〜。ぴえん、切ないな。(T_T)
 西谷先生、本木先生、紘一さん、美也さん、だぁ~、私は、ハラハラと、涙が溢れた。
西谷先生は、何時も穏やかで、私のことを真っ直ぐに応援してくれた。
木先生は、厳しい先生でしたが、私に色々な手法を教えて下さった。私が、テレビで、作品を読まれた時に、『テレビ見たよ〜。佳作おめでとう。』って、ハガキを下さいました。
とってもとっても嬉しかったな……。
紘一さんと、美也さんは、何時も、すごくて、でも、私と何時も一緒の机で、勉強をした。暖かくて、優しくて、一緒に、居てる空間が大好きでした。
 リモートだけど、他愛ない話しに花が咲いた。西谷先生、本木先生、紘一さん、美也さん、私、ぃまでもちゃんと短詩文芸頑張っているよ(#^.^#)V
でも、なかなか、馴染めなくて苦しかったり、悩んだり、することがいっぱいあります。本木先生は、『あんずちゃんは、閃きが得意だったよネ^_^♫』と、言って下さいました。
紘一さんは、僕に手紙書いてくれてありがとうあんずちゃん。僕の返事の手紙を読み返してごらん。』(;_;)美也さんは、『僕等と過ごした、楽しい時間を、あんずちゃん。想い出して頑張ってね。』と、言ってくれた。リハトが、『あんずさん、もうタイムリミットです。』と、言った。リモートの画面が乱れ始めた。……『坂野あんず』と、西谷先生は、呼んくれた。
私は、『ハイ!!』と、元気よく返事をした。それは、短詩文芸教室の西谷先生の何時もの点呼だ〜(´;ω;`)『その調子だヨ^_^、ガンバレ。』と、西谷先生は、言ってくれた。
がめが、切れた。 リハトが指導の先生と、じゅもんを唱えた。指導の先生有難うございました。リハトも天使のお仕事が元気で頑張ってね。バイバイと、私は、手を振った。私の立っていたろが、抜けた。   堕ちていく、堕ちていく堕ちていく………。
 
 看護師さんのお姉さんが私の名前を呼んでい。人工呼吸器で、喉が焼けるように痛くて声が出なかった。これからも、頑張らないとね、私らしく(#^.^#)V
エレベーターに、乗る栃で母と会った。硬い表情だった、心配掛けてごめんなさい。頑張るからね。まだ、意識は朦朧としていた。看護師さん達とえっに乗り
病室へ行った。    終わり

9/18/2023, 7:15:51 AM