開け放たれた窓から 一筋の光が差して真っ暗な部屋をほんのりと照らした。まだ夜の香を残す風に吹かれて揺れるカーテンの中にふとあなたの姿を見た気がした。空が白んでゆく。 柔らかな朝の陽が、私の心を溶かした。ようやく訪れた夜明け。窓から差し込み、足元を照らす光線を辿り私は静かに部屋を抜け出した。 「一筋の光」
11/5/2021, 1:01:57 PM