おまえの死体

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夜でも朝でもネオンが光っていて人が怖いくらいいる街にいると、草原に寝転がって瞬く星を見たいなと思うことがある。コンビニに行くのに車が必要でバスが1時間に1本、なんならもっと少ない数しか来ないような田舎に行きたいなと思う。
生憎東京生まれ東京育ちなので、田舎らしい田舎には行ったことがない。澄んだ空気や大きく煌めく星、月。見たことがないから憶測で話しているのだろうけど、私という人生にいつか刻みつけたいと思っている。

人を愛すること、愛されること。
いつの時代もとても綺麗なはずだったのに。今も変わらず綺麗な心と言葉でその愛を並べてる人は沢山いるのに。信じきれない言葉になったのは何時なんだろう。

1年ほど前に本指名の男に泣きながら言われたんだ
「源氏名ちゃんと、出会えて嬉しいけどこんな汚い場所じゃなくてもっともっと綺麗な場所で君と出会いたかった。」
気付かぬうちに私もそちら側に回っていたんだと気づいた私は何も言えなかった。何もしてあげられなかった。
直ぐに店を変えてしまった私はあの本指名が今どこで誰とその景色を見ているのか分からない。
どの職種に移っても、
笑顔でお客様を返す
私と出会ったことを不幸な思い出にしない
を目標にしている私にしたら今でも胸が痛くなる
あの人の中で私が嫌な思い出になっていませんように。

田舎に行きたいなと。澄み切った空を見たいと思った時に会いたくなるような、星のような人間になりたい。深く思う

3/16/2024, 6:34:32 AM