僕はいつも家で本を読んでいる。
基本的に色んなジャンルを読むが、絶対に欠かせないのがミステリー系の小説だ。誰が犯人で、どんなトリックが使われて被害者は死んでしまったのか、それらを考えるのが僕は大好きだ。特に江戸川乱歩さんの小説が僕は、気に入っている。
最初は成り行きだった。
「ねぇ、あのさこの本おすすめなんだけどさ…えっと」
何故か行き詰まっている友達になんとなく予想がつき、単刀直入に聞いてみた。
「もしかしてだけど、ミステリー系?」
そう言うと友達はコクリと頷いた。
「あぁぁぁ、ごめんね?」
「いいよ、読んでみるよ?貸して?」
そう言うと顔を輝かせていいよっといい去って行った。ミステリー系は一回読んでみたが途中で諦めていた。頭を使うからだ。だからあまり好きではなかったが、おすすめされたら読む派の僕は仕方無くその本を読んだ。
実際読んでみると割と良かった。あまり好きではなかったはずなのにどんどん本の世界に引きずり込まれ、最終的には最後まで読んでいたのだ。自分でも驚いていた。まさか最後まで読めるなんて思わなかったから、そして帰ってきてからすぐに読んでいたため時間がびっくりするくらい過ぎていた。ここまでくると色んな本が読みたくなる。なんとなく買っていたミステリー系の本をもう一度開き読み始めた。5冊くらいあったがあっという間に読み終わった。時間は夕方くらいになっていたが僕は読んでよかったと思えていた。それくらい、今日の家の時間は本で楽しめていた。
これを読む方はわかると思うが結果僕の家での過ごし方は本で埋もれているということだ。
# 1
5/13/2023, 12:41:23 PM