思い出の漫画

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「ありがとう、また縁があったらどこかで…」
別れ際にそう言われた。
縁なんて二度とないに決まってる。
ブロックされてなく連絡も来ないLINEの会話履歴を眺めるだけで1日が過ぎる、そんな毎日をずっと繰り返している。
新しい恋に向けて立ち直れ?巫山戯んな。
付き合って3年目のクリスマスに振られる、漫画みてぇな展開…こんな展開誰が望んだんだよ。
クリスマスも正月初詣も後にあるイベント全部…1人。高校最後のイベントぐらい楽しませてくれよ…来年高3になる俺はここ2ヶ月、心の底から笑えていない。
死んだ方がまし…なんてよく考える。
彼女1人で自殺…ダッサ…立ち直れない、こんな自分が大嫌いだ。
クラスの周りはみんなカレカノばっか。
腹立つし視界にいれたくないし、俺も前までこう思われていたと思うと泣けてくる。
放課後俺は毎回屋上に行く。
死のうと思ったり叫んでみたり寝てみたり。
たまに誰かいるけど…俺を見たらすぐ帰る失礼なやつだった…そして今日もいる…あ、帰った。
…そんな事はどうでもいい。
もう死ぬからな、遺書を書いてみた。
内容は伏せるが俺は虐められていた。
典型的な虐め、掃除当番任せや物隠し。
辛い。
んじゃ、そこのお前。
話聞いてくれてありがとう。
縁があったらまたどこかで。
ははっ、縁なんてないか…じゃ。


───っ!おいっ!起きろ、馬鹿野郎!心配したんだぞ阿呆!何で飛び降りたんだよ!

は?誰こいつ?マジ知らんやつに助けられた。
相手は俺ん事知ってんだな…いやマジ誰だよ。そこのお前、まだ居るか?良かったな縁あるぞ、ってここ外なのかよ…当たり前か…

「ところでお前誰だよ…?」
【え、知らない…?】
「知らん、俺のクラスじゃなくないか?」
【俺、お前が来た時に帰ってた悠太。】
「あー、あれお前なんだ。クソが」
【え、酷い!落ちてきたから死ぬ気で助けたのに!】
「あー、助けくれたんだそれは感謝。」
【なんか軽くない!?】
「俺に命かける程の価値はねぇよ、俺本気で死にたかったし、それだけだ。」
【そんな事、ないと思うよ?俺が友達になってやんよ!】
「そりゃどーも、お前何組?」
【あ、俺?3年B組、織田悠太!彼女無し!】
「俺は3年A組の坂口翔太、元カノは居た。」
【へ、お前彼女居たことあんのか…もしやそれで?】
「うん、ウケるな。」
【いやウケねぇよ?】

おい、そこのお前、ありがとう。
お前も今日から俺の友達だ、またな。

なー、お前誰に話しかけてんのー?

何でもねぇーよ、ほら行くぞ。

この後家に置いてきた遺書読んだ母さんに殺されかけたのはまた別の話な。

︎︎⟡ 読破特典 ⟡
1 翔太の遺書が読める
2 後日談が見れる

遺書を読みますか?
はい ⬅
いいえ

母さんへ
今までありがとう。
馬鹿で阿呆な息子でごめん、大好きだよ。
翔太


︎︎⟡ 後日談 ︎︎⟡
虐めは無くなり(悠太がセコム化したため)翔太と悠太は仲良くやっている。
ちなみに翔太は悠太より頭がバカいい。
妖〇ウォッチ4やス〇ラ3、バスターズで遊んでるらしい。毎日ゲームコインの為に走ってる。



巫山戯る:ふざける


ひゃー!ひっさびさに書いたのだよ!!
疲れたよ〜待望だったよね!待望だったよね?
私は振られたら相手の飲み物振り返すのだよ。
恋はずっと片思い、だったかな。
みんなの恋もこの思い出の漫画様が応援しているのだよ〜!んじゃねぇ〜!

9/28/2024, 12:07:13 PM