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 仕事が、辛くてつらくて、誰も味方がいない環境がともかく悲しくて、悲しみさえ解らないほどつらくて、帰り道毎日泣いて帰ったあの頃。
 ある日耐えられなくなって職場を飛び出して帰って泣くだけ泣いた、あの日。
 結局その仕事は辞めたけれど。
 働くことがつらくて、でも働かないと生活が立ち行かないと追い詰められて、支援員さんの前で泣いてしまった、あの時。
 あれほどまでの溢れる気持ち、溢れ出た感情の渦は、それきりパッタリ感じなくなってしまった。
 今は。
 平穏な毎日を、砂を噛みながら消化していくだけ。

2/5/2023, 1:52:20 PM