この部屋には私以外、だれもいない。
ベッド、勉強机、本棚、たんす。
見なれた風景だ。
ベッドに横になると電気が眩しくて思わず目をそらしてしまう。
体がなんとなくだるくて、起き上がりたくない。
頭が痛くてスマホをさわる気分にもならない。
肌寒くて、近くにあった上着をそでを通さずに体に掛けた。
ちょっとずつ肌寒いのがなくなっていく。
少し落ち着いて下を向いた。
気がつくと、あれから3時間たっていた。
いつの間にか寝ていたみたいだ。
頭が痛いのは少しマシになっていたが、体はだるいままだった。
それに、喉が痛い。
ふらつく足で立ち上がって、誰もいないのを確認してからキッチンに行く。
乾かしてあるコップを取り、水道水を注いで飲んだ。
思ったよりぬるく、あまりおいしくはない。
けれど、喉のヒリヒリは少しマシになった。
満足して部屋に戻り、ドアを閉める。
くらくらしてベッドに倒れ込むように寝転んだ。
湿気でなんとなくじめじめする。
汗が気持ち悪い。
でもお風呂に入るのもめんどくさいし、迷惑をかけたくもない。なのでそのままもう1回寝ることにした。
電気を消して、そっと目を閉じる。
そうしてもう何分だっただろう。
全然眠れず、しょうがなく電気をつけた。
何回か瞬きをすると、明るいのにだんだんと目が慣れてくる。
暇で机の上のスマホを手に取った。
ロック画面には母親からのメールが何件か表示されている。
指紋認証でロックを解除し、適当に返信した。
頭が痛いのがまた襲ってくる。
お腹も痛い。
でもトイレにもあまり行きたくない。
しばらく誰とも会っていなくて少し寂しくなってくる。
強制的に会えなくなるとこんなに辛いんだな、と実感する。
あと何日だろう。3日、いや4日か?
覚えてない。
ノックされてドアを開けると、ご飯が置いてある。
お盆を中に入れて、ドアを閉めた。
机にお皿を乗せ、椅子に座る。
おかゆを口に入れながら本棚の漫画に手を伸ばした。
大好きな漫画で、主人公が仲間たちと戦いながら成長していく物語。
でも読んでいると気持ちが悪くなったのでそっと閉じた。
熱をはかると38.7℃。
小さい頃もこんなにしんどかったっけ、と不思議に思う。
デザートのいちごはほどよく甘酸っぱくて美味しかった。
心配してお土産に買ってきてくれたのかな、と思うと少し嬉しくなる。
お盆を廊下にだし、ベッドに戻ると、少し眠くなってきた。
時計を見ると朝の3時。
これを朝と言うのかは不明だが、生活習慣が乱れまくっているのは事実だ。
布団をひっぱってかぶり、電気を消す。
長く眠れたらいいな、と思いながら目を閉じた。
おまけ(?)
これが私のコロナだと疑われた時の状態です。
マジで辛かった😭
これでコロナじゃなかったのすごくない!?
昨日遊んでた友達がコロナになって隔離されたんだけど、そしたら39℃越えの熱出たの!
それでインフルとコロナの検査したんだけど、どっちも違った。
それでしばらく安静にしてたけど治らんかったからもう1回コロナの検査受けたんだよね😭
コロナの検査痛すぎ…。
で、それも陰性だったからまた家にもどったんだー。ちなみにその後熱下がって学校行ったら初日がスポーツテストで、体力使いすぎてまた熱出たww
9/29/2024, 11:36:43 AM