夏が生まれて死ぬ森の中
僕はすこぶる元気だった
忘れていた命の不存在が胸で痛み出す
清々しい超自然に追い詰められて塞ぐ
失ったなら忘れたい
大切にしていたものだって
忘れたものは思い出したくない
無いのと同じだから
困ることは何も無い
わかりたくない
わかるからわからない
わかってないけれどわかっているみたい
子供たちの声が聞こえますか
空間の頂点に触れられますか
かみさまの服はつかめますか
風は消失しますか
雨雲は踊りますか
私と踊りませんか
何もわからなくなりませんか
脚と腕だけでもいいですから
それが本当はいいのですから
10/4/2023, 4:22:02 PM