印象派

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深夜二時、誰かの家の屋根の上。
任務終わりの二人の会話。
「月に行きたい!って思ったことありません?」
「は?ねぇけど。」
急に始まるいつもの会話。
その日は満月だった。
二回目の初めましてのときから早二年。
ウィステリアの髪も珍しいものじゃなくなった。
「そうですか~、残念!」
そう言うこいつの横顔は月に照らされていて。
宝石のように綺麗で少し恨めしくなった。

11/16/2025, 1:25:57 PM