遠くの空へ×快晴
放課後
私はいつも通りこっそり鍵をとって屋上にいった
そしたら、いつもと見慣れない顔の少年が手すりにつかまって夜空を見ていた
私は、そのまま静かにその少年の隣で夜空を見上げた
少し経つと、少年はこう言った。
空ってさ、綺麗だよね。…ここに来たってことは、君もそう思うの?
私は、そのまま
そうです。いつも放課後屋上で空を見上げるのが唯一の楽しみで…
懐かし。僕も、よく放課後屋上に来てたな。
そう…なんですね。
うん。
…遠くの空へ消えてしまいたい
とか思った
え、?
、なんでもない笑
ほら、もう暗いし、帰ったほうがいんじゃ?笑
あっ、ほんとだ!じゃ、じゃあ失礼します、!!
ん、ばいばい。
そして私は次の日また屋上に来たけれど、昨日の少年は居なかった。
そして、ふと思ったのだ
どうして鍵を使わずに少年は屋上に来れたのか
と。
4/13/2023, 10:00:43 AM