椎名

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星空の下で

膝に頭を預け、横になり彼らは星空を見上げていた。

あたり一面は静寂に包まれ、涼しい風が吹く

「あー、帰りたくない」

こんな夜遅くに帰ったら、間違いなくあの人は怒る。

「なー」

彼は呆然と星空を見上げて言う。

「地球は綺麗だな」

星空なら飽きるほど見てきた。だがこの地球から見上げる星空は格別だ。

草木に囲まれ、心地良い風に撫でられ、静かに虫が鳴く。

うーん、もう少しくらい大丈夫だろう。

4/6/2024, 6:10:13 AM