ささくれ

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お祭り。この単語、私の人生で1番縁遠い。
そもそも、お祭りに参加した事がない。

信心のせいである。
物心ついた時から私には、親から子へと決まった宗教があり、その信心ではそれら祭りと言うものは全否定であった。子供にとっては親は絶対である。
なんとなくの祭りの雰囲気は好きではあるが、親に意見してまでの情熱はない。

どちらかと言うとテキ屋で売られている焼きとうもろこしや、綿菓子、金魚掬いが魅力だった。

金魚掬いは、祭りじゃなくてもやる機会がありすくった金魚を育てていたものだ。特に可愛いかと言われるとうーーん。なのである。

あと、これまた祭りではないが、カラフルな色付けをされたひよこに魂を持っていかれた。あれ欲しい!と。

まさか、そんなカラフルで、かわいいひよこがあんな猛々しいコケコッコーになるとはつゆ知らず。

ひよちゃん!ぴー。とないていた可愛いひよちゃんは、全く違う時間にコケコッコーと雄叫びをあげ、眠りにつく家人の眠りを妨げ、庭で人を追いかけ。なぜか、庭にはシャモもいて、4人家族を大きく上回るペットが我が者顔で居座り、お世話に明けくれる日々になぜか追いやられる始末。祭りイコール縁日イコール金魚掬いイコールお世話の図式になるのか?トホホのホ。

7/28/2024, 1:45:17 PM