燻られて、芳しい花の匂いをも殺して、きみはあっという間にすかすかの骨になった待合室はひとりだった、身を少し捩ると腹が鳴いた、窪んだクッキーを齧っていた冷たく煤けた骨を、つまんだ、憤りが喉を通り越し、腹に濾しだされた髭をこしらえた顎もとは薄く濡れそぼり、ただ脳みそのノイズと身体の傾きを感じていた
12/20/2022, 10:33:47 AM