ハヤカゼ ナギラ

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<よいお年を! またな!)0:17既読

            0:18既読( あぁ! >
            0:18既読(よいお年を! >


このLINEのやり取りをした5分後に、彼はマナカ通りに面しているマンションの6階の左角部屋のベランダから飛び降りて死んだ。……と、私のスマホに連絡があったのは、それから間もなくのことだった。
そこから後のことは、正直あまり憶えていない。
彼の部屋のベランダには部屋履きのスリッパと彼のスマホが置いてあった。そこから警察官はスマホを解析し
彼と最後にLINEのやり取りをした私へと連絡が回ってきたのだ。警察署で取り調べてを受けた時に、彼は飛び降りる程に思い詰めていたことはなかったか?…と、聞かれたが私は、いいえ…。と、首を横に振る。
彼との関係は?警察官が再び質問をする。

彼とは、クラスが隣だったけれど中•高校が同じだった事
大人になってから、東街中の西駅から徒歩5分ぐらいのBAR『フラバル』と、言う名で再び再会した事
彼は、BARでカクテルを作る人になっていた事
そこから、LINEの交換をして連絡を取り合った。
連絡を取り合うのは、いつも月に2回ぐらいで内容は
お互いの近況報告ばかりだ。
私が、東街へ出向いた時にフラバルへ寄ってカクテルを作ってもらう事。それ以上の事は何も無い事を話した。
なんなら、私のスマホ履歴を全て調べても構わない
と、まで付け加えた。
警察官は、もう1人の今までの会話の記録を付けていた
警察官にアイコンタクトをして席を外させ廊下へと出て行った。彼は、きっと私のスマホ履歴を調べるのだろう
それから暫くして、持ってきていた鞄の中も調べる話になり、鞄の中に入っていた手帳も開いて内容を調べても良いか?と、女性警察官が取調室まで来て私に了承を得に訪れた。私は、はい、構いません。と、答えると彼女は部屋を出ていった。

彼が自殺した。その経緯は何なのだろう…?
1人取り残された取調室で私は、ボンヤリと考えていた
先ほどまで取調室に居た警察官2人は、部屋を出ていってしまった。まあ…私が仮に此処を出て行っても
廊下に見張りの警察官が居るんだけどね。などと頬杖をついて小さく呟いてみる。

あぁ…私が解放されるのは一体いつになるのだろう?

1/1/2026, 1:31:07 AM