「本」捨てられず積み上がった本を邪魔だなと思う。端を折られたページには、その時の私の断片が取り残されているみたいで、うれしくない。言葉は息をし続けて、変化する。変色した紙の上で、かつて踊っていた言葉は、また踊り出す。あぁ、なんて、きれいだ。淹れたてのコーヒーでも飲もう。赤面する孤独を味わおう。
6/16/2024, 6:36:04 AM