桜が散るころには僕が今着ている制服はタンスの奥に仕舞われることになるだろう。
高校の卒業式には多くの人が参列する。参列する…という言い方は正しいのかわからないが多くの人が僕らの卒業を祝ってくれた。
少し遅めの卒業式、思い出の校舎と同じ場所にいた悪友共良くも悪くも最後は笑えた気がする。
大人になったらいつか懐かしいという記憶の中にしまってしまうと考えると少し怖いが新しい一歩を進めるという綺麗事を言う建前にはなる。
青春という学校生活はきっと送れていない、バカみたいに笑ったりした気はした。
もし、この記憶を思い出す時、僕は憂鬱になと思うだけど最低限嘘でも笑えたら良いなと思ったよ。
あぁ、そうだね…次に逢えたら微笑うことにするよ
[桜散る]
4/17/2024, 12:09:26 PM