届かぬ想い
あと10センチ身長があればと、切に願います。
幼少期や学生時代の「ちっさくて可愛い」は、ありがたいのですが、この歳ではただの「ちっさいおばさん」でしかないのです。これはキツい。
どうせおばさんなら潔く、迫力ある「どすこいおばさん」の方がカッコよく思うのです。見た目になんか威厳があるような。
他にも顔がよけりゃとか、胸が大きけりゃ、美肌になりたい、とかありますけども。それらは先立つものさえあれば(ないけど)どーにでもなるかと。
身長10センチと言うのは、そうもいかん。
どーにもならない。
ヒール履いてもいいけれど、出先で脱いだ時の虚無感と言ったら。穴空き靴下を履いた時に「和室へどうぞ」と言われた時の「終わった」感と通じるものがあります。
そんなことはさておき、この願い事に限らず、日頃の行いが悪い私の願い事なんぞ到底叶うはずもなく。
高身長になって、街を颯爽と歩きたいと願う気持ちは「届かぬ想い」として、胸にしまい込んでおこうと思っています。
誰にも言わないでくださいね。
end
4/15/2024, 10:52:33 AM