私はあいつがここまで恐ろしい人間だと思わなかった。過去の自分が聞いたらそんなわけ、と呆れて話の続きを聞こうとしないだろう。これほどまでにあの頃に戻りたいと願ったことは無い。しかし、悔やんでも時間は戻りもしないんだから私はアイツの言いなりになるしかないのかもしれない。今はただアイツの怒りをかわずに過ごすことだけを考えよう。それが最善の選択だと言い聞かせ今日も淡々と過ごす。
5/23/2023, 11:38:48 AM