私の友達Aちゃんは顔を合わせる度
「あ〜死にたいなぁ 笑」と言ってなんてねって顔をする。
でもそれが満更でもないような顔を去り際にしているのを私は知っている。
だから私達はある"約束"をした。
初めは
「私達は互いに相手が死んだら連動的に自分も死のうよ」
って提案だった。
Aちゃんは「なんそれ笑そんなん死にたくても死ねんやん?笑」
って返してきた。だから、約束とした。
でもその日の帰り道Aちゃんが海に飛び込んだと聞いた。
でも私は死ねなかった。
いや、正確にはまだ"生きたかった"。
その次の日にAちゃんの家へ行った。
Aちゃんのお母さんは泣いて私を見ていた。
「おばさん…」
「私ちゃん…Aはもう居ないのね、」
「すみません、私がもっとちゃんと見るべきでした」
「謝らないで、!Aはきっとあなたに感謝してるわ」
そんな会話をして私は家へ帰るため泣きながら海の堤防の上を歩いていた。
そしたら急に前に人影が見えた。
綺麗な白い服に身をまとった女の人。
近づくにつれてAちゃんに見えてきた。
ふと思った。
道の先に居るのは君なの?
ってね。私ももうすぐ逝くね。"約束、!"
そう言って私は宙に身を投げた。
7/4/2024, 8:50:20 AM