NoName

Open App

「はなればなれ」

僕が彼女に出会ったったのは3日前、夜の浜辺だった
僕はあの時、新しい舞台劇を企画したアイディアに煮詰まり頭を抱えていた。

夜19時になり あの日のように僕は彼女を探しに浜辺でに出掛ける。


「おーい透明女いるんだろ来てくれよ」
砂浜に足跡だけが僕のそばに来た
「よ、呼びましたか…」透明人間は弱々しく訪ねた「ああ、探したよキミ、姿が見えないから探すのが大変で」
「すみません…」透明人間は泣き出しそうに謝る
「あの…」「どうかしたかい?」「怖くはないんですか?」「怖い?何が」「イヤ…私透明人間ですし…他の人と違いますし」「まぁ、たしかに僕も31年生きてきて、透明人間なんて初めて会ったけど、君はとはこうして会話できてるわけだし別に怖くはないよ」そうだ本題を忘れていた」男はそんなことも気にせず明るく話題を切り出す「一度君に見てもらいたい詞があるんだ、この前聴いた歌声が良かったらそれで歌詞が湧いてきたんだ」「あ、ありがとうございます…」「この詞のテーマはズバリはなればなれの恋人達の言葉のやりとりだ、良かったら読んでみてくれ」

透明人間の女性は詞もらい読んでいく
「ここのフレーズとても好きです…」透明の女性も歌詞を見ると少し嬉しそうなのがわかる「よかたら今度またこれで曲を聞かせてくれないか?」「え?」
「この前ここで歌った曲とても良かった、しっかり報酬も払うよ、どうかな」「え…でも…いいんでしょうか」「ぜひ君に頼みたい、僕は君の才能をかっているんだ」「…わかりました…できるかわかりませんが」「本当か?助かるよそれじゃまたこの時間この浜辺にいるから何かあればいつでも声をかけてくれ」「は…はい」「そうだ帰る前に名前を教えてくれないか?」「…名前ですか?」「そうだ初対面の時聞きそびれていたからね、まぁ実際対面する面はないがね」「エウレナです」「よろしくエウレナ、
僕はマシューだ劇場で演出の仕事をメインに活動してる」

「また会おうエウレナ」「はい…さようなら」

二人は立ち去り砂浜に足跡だけが残る。

11/17/2022, 8:17:57 AM