優越感に浸っていたのはいつまでだろうか。
いつのまにか私はぐちゃぐちゃになってた。
劣等感だけが私の心を支配する。
ネット依存症になったってどうしろと。
病んだらダメなの?
優越感に浸ってる奴らが憎い。
関係ないのにとてつもなく憎い。
おやすみって呟きそうになる。
永遠の眠りに毒のような愛を込めて。
…これが、姉の本心だというのか。
私達姉妹の仲はあまりよくない。
私達は三兄妹であり、高3の兄がいる。
兄は幸秋(こうき)という。
私の兄と姉は、スポーツ万能、成績優秀、いわゆる量産型の優等生だと思ってた。
どうやら、姉が考える価値観の、姉視点では違ったらしい。
彼女は高一だ。涼夏(りんか)と言う。
私は中1。結菜。
私は何もできない。運動も勉強も何もかもできない。
私は姉と兄に劣等感を持っていて彼らは優越感に浸ってると思っていた。
こっそりいつもみてるSNSには兄姉の心をのぞいてしまったようだ。
友達のの小春(こはる)がいう。
みんな、こんなもんだよ。
みんな、優越感しかないように見えて、劣等感を持ち続けてるんだよ。
人間って難しいね。
『…ねえ、今、小春は親友って私が言ったら引く?』
【結菜がやっと親友って言ってくれた!】
よかった。
これで結菜は大丈夫。
7/13/2023, 11:49:40 AM