眠りにつく前に____
2022/11/02 小説日記
君は、知らない。
1時間半かけて起きてることも。
寝るまでに2時間かかることも。
癒やしボイスを3時間聞き続けていることも。
寝るまで日記を聞き続けてていることも。
泣かないと、寝れないことも。
寝たくても、寝たくないことも。
全部、全部
君は、知らない。
#嘘
私は毎日、毎日。嘘を付き続けていた。
友達からは、
「授業中寝過ぎ!夜中、何してるの?」
「スマホ触ったりユーチューブみてるー!』
そう言うしかなかった。日記を書いて、夜遅くまで泣いているなんて言えるわけがない。
親からは、
「一日中寝すぎ!!少しは起きなさい!」
「だって、眠いものは仕方ないじゃーん」
そう言うしかなかった。日記を書きながら泣いている時間を親は寝ている時間だと思っている。
だから、親からしてみれば、私は一日中寝ていることになる。だけど、言えない。一日中、眠くて夜は寝たくても寝れないなんて。言えるわけがない。だから、嘘を付き付けるのが辛い。
#本当の私
多分、私は夜中に日記を書かないと昼間『私』になれない。きっと、できない。そして、深夜泣かないと、昼泣いてしまう。睡眠時間を減らして泣かないと、言葉にしないと、昼の『私』は多分死ぬ。
もし、そうなったら。
私の周りには誰もいなくなる。
ちょっとしたことで怒って。
ムカついたら八つ当たりして。
自分の意見を堂々と言って。
そんなもうひとりの私、とっくのとうに過去で捨ててしまった。無邪気で人の気持ちなど一切考えない幼稚な私なんて。
誰でも、学校や会社、人と話すときは必ずいい顔をする。話すとき、態度を変える。
でも、私はそれが異常すぎると思っている。
だって、夜の私と、
昼の『私』はまるで別人だもの。
どうして泣くか…?
そんなの、『怒り』を涙に変えてるだけだよ。
11/2/2022, 11:47:22 AM