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どんな時に人は何気ないふりをするか、それは様々であろう。しかし、人は、何気ないふりをした時、相手にそれが伝わっていることが多いのではないだろうか。

例えば、私が道で石につまづいて転んだとする。私は、周囲の視線から恥ずかしさから痛みを我慢し、何でもない振りをする。つまり、何気ない振りをするであろう。このような時、周囲の人は、私が無理をして何気ない振りをしているのは筒抜けであるだろう。

また、忙しく何事にも手が回らない人がいたとして、その人に対し「お助けしましょうか」と尋ねても、ほとんどの人は「大丈夫です。ありがとうございます」と何気ない振りをして答えるだろう。しかし、ほとんどひとは、相手が何気ない振りをしていることに気づき、人によっては、助けようと手を差し出すかもしれない。

人が何気ない振りをする時、周囲の人は何気ない振りしていることに気づいている。その時、相手の気持ちを思って何気ない振りをする人もいれば、手を差し出す人もいるなど、何気ない振りへの対応は様々だ。

何気ない振りする時、それは相手に伝わっていることがほとんどである。相手は、何気ない振りをする人の気持ちを慮り、その気持ちや感情を理解しているのだと思う。何気ない振りという言葉ではあるけども、何気ない振りではないことが周囲は気づいているのだ。

3/30/2023, 9:15:00 PM