「眠りにつく前に」
睡魔が眠りの世界へと誘う。
波の様に現実と夢の中をあっちこっち。
もう起きられない。目が開かない…。
瞳が閉じようとしたその瞬間、ふと思い出した。
手付かずのノートを開いて課題を半分だけでも、と思いながら進める。眠気と闘いながら課題に挑むと頭がモールス信号の様にSOSを求めてくる。
もう限界だ…。
コテンっとベッドに倒れた俺はその温もりを全く知らなかった。
考えようともしなかった。
深く沈む身体と安らぐ精神。
あぁ、そういう事か。
俺はきっと、疲れてたんだな。
おやすみ、頑張り屋の俺。
11/2/2022, 5:11:44 PM