無名

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祖父が亡くなって、死体が怖くてずっと泣いていた。

数日経てば、そんなのには慣れてしまった。

それでも私がオセロをして負けた時に悪戯げに「ヘタクソ」と電子機器に書き込んだ祖父が。

私の肩を貸して、よいしょよいしょと店の前の小さな坂を一緒に歩いた祖父が。

体調をきいたら「悪い!」と返してそれが私との最後になってしまった祖父が。

居なくて、生きてそうなのにどこにも居なくて

どうしようもないほど寂しくてしかたがないのだ!

11/10/2025, 1:53:43 PM