お題
『 きっと明日も 』
「 きっと明日も会えるよね...! 」
私は心の中で分かっていてもそう、、彼に言ってしまった。
彼は動揺も戸惑いも見せず、私に微笑みかけた
ただ、頷きはしなかった。
その真っ白なシーツのベット
最初は嫌がってたよね笑
家のがいいって、
ご飯も
私のがいいって
私の頬に雫がつたる
『 泣かんとって... 』
「 泣いて...ないよ...っ 」
『 泣いとるやんか...無理あるわ 』
泣きたいのはそっちだもんね...
私はこの先も生きれるんだから
私の顔はぐちゃぐちゃだった
『 ...心配しんで!俺、絶対生きるからさ! 』
「 うん...うん......、! 」
その言葉を最期に彼はこの世から去った
でも彼も私もわかっていた
彼は何をしてでも生きられなかった
彼は自分自身の死が分かっていても私を慰めてくれた人
決して忘れないよ...
9/30/2023, 10:22:47 AM