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『一件のLINE』
ここ最近学校へ行けなくなりずっと家で引きこもり、スマホゲームをしている時だった。
あるゲームをやっていると、突然スマホに一件のLINEの通知が来た。ここ最近一件も来なかったのに何故だろうと思い、LINEを開く。
LINEを開いたは良いものの『引きこもり』ということがあって、人とはここ何ヶ月も話したことがない。何を言われるか分からなくて、怖くて手が震える。
一度、LINEを閉じて「後で見よう」と思ったら僕は少し昼寝をすることにした。
-自分がこの後、『後悔』するとも知らずに-
あれから何時間寝たのだろう。時計を見ると、6時を回ってみた。ちゃんと目が覚めてからLINEのことを思い出した。怖かった。だけど頑張ってみた。するとそこには、
『さようなら。また来世で会おう。』という文字があった。この文章は誰のものかと確認をしたら、僕の唯一の親友である友達からだった。何故?こんな文章が?と思い『冗談はよしてくれよ笑』と送った。
-コンコン-

誰だろう。自室のドアを開けると僕の母がいた。それもいつものように笑顔が消えていて、代わりに青ざめ、冷や汗をかいている母の姿があった。僕が『どおしたの?』と尋ねると母は、『貴方のお友達の○○君がニュースにで出るわ。』と歪んだ顔で言われた。僕はその時、"嫌な予感"がした。だから自分の部屋にある小型のテレビをつけてニュースをみた。
-え、、?-
僕は思わずテレビに近づいた。そこには本当に僕の親友である友達が写っていた。僕は思わずテレビを消した。
母に聞くと自殺したらしい。
僕は後悔した。なぜもっと気づいてやれなかったのか、と。

僕はこの日からずっと部屋に篭り続けた。今までも引きこもっていたがそれ以上だ。家族とも顔を合わせず、鍵をかけて引きこもった。親友が死んでしまったことにショックを受けすぎた。

ふと、僕は親友から来たLINEを見返した。『来世で会おう』という文字に目がいった。その文字を見ると僕は、メモ帳を取り出して『ごめんなさい。お母さん。みんな。僕の唯一の親友である○○君の所へ行ってきます。』と書いて机の上に置く。そこからは簡単だ。体が勝手に動いた。イスと縄を準備して、ドアの鍵をそっと開けた後イスの上に立った。そして縄を首にかけてイスを蹴飛ばした。1分もたたないうちに僕は息を引き取った。ずっと家にいれば体力が落ちていたので、すぐに死んだ。


目が覚めるとそこには死んだはずの親友がいた。


時は流れ、
僕は今も親友と2人で楽しくどこかの国で暮らしている。









天音

7/11/2021, 4:51:40 PM