忘れることができない
忘れよって思う度忘れられなくて
ほかの人を想うことも出来なくて
こんな私はダメだって分かってる
振られたんだから
付き合えないって言われたんだから
忘れなきゃいけないのに
ダメだった
気がついたら涙が溢れてて
想いも溢れてて
もう感情に名前をつける暇なんてなくて
ただ泣き叫ぶ事しか出来なかった
忘れなきゃダメなのに
気が付いたらもう夕方で、
現実逃避をしたくて夕日からの光で輝いている本棚から
1冊の本を手に取った
パラパラめくって適当な場所をひらいたら
運命か何かは知らないがこう書いてあった
「それは忘れなくていい。1つの想い出として、
心に残しておこう。」
今の自分になにかがはまった気がした
そうか忘れる必要なんてないのか
ふっと笑いがこぼれる
こんな単純なことに気づかなかったいや、
気づけなかった私はバカなんだろうな
もうこの想いは忘れない
好きになったことも。
振られた瞬間の絶望も。
泣きじゃくったことも。
言葉の希望も。
全部全部忘れない、いつまでも覚えていよう
私がこんなにもバカだってことも
5/9/2023, 4:33:18 PM