足掻くように息をしている
自分から終わることも
何かを成すこともないまま
生きるには重たく
死ぬには少し諦念が足りない
わかっていた。わかりきっていたことだった。
死ぬことに必要なのは覚悟ではなかった
人は生きながらに死ぬことができた
生きながら地獄を知ってなお、
それでも生にしがみつきたい自分がいた
何かを成せると信じたい自分がいた
毎日、まいにち、
明日は今日になって
今日はきっと、昨日になる
少しずつ、諦めながら、
それでも足りないと夜は明ける
積み重ねた夜に、
積み重ねた、そんな諦めに、
きっと明日も生かされる
『きっと明日も』
9/30/2024, 4:56:41 PM