遠くの空へ遠くの空へ、凧をあげる。今ではあまり見られない風景です。落語の演目、「初天神」。父親と小さな男の子が、ふたりで天神様にお参りに出かけるお話です。サゲ(終わり)のところは、凧あげの場面。噺家さんによってはタコあげも違ってきます。わたしが好きなのは、亡くなった小三治のサゲ。遠くの空へ、高く高くあげる凧。高座から、あがって行く凧が見えてきます。
4/12/2023, 10:41:28 AM