馬鹿らしいくらい今も思い出す。でも、あの時は力を込めて願っていたよ。君のこと。
「好きです。付き合ってください。」
「…」
「ごめんなさい。」
終わった?俺の恋は。終わったのか?
「そ、そっか。ごめんね。ありがとう。」
「…」
「ア゙ァァァ!!助けてくれ!もう俺生きていけなぁぁい!!」
「おいおい笑なんだ何事だァ笑廊下まで響いてるぞー」
「聞いてくれ…。振られた。」
「は?まじ?」
「まじ。何もやる気出ねぇ。」
「お前、6年間も好きだったのによぉー。振ったヤツ許さねぇ。」
「ありがとよ。友。」
「おう!俺は、お前の味方だ!」
そう。俺は、6年間片思いをしていた。
でも、それも今日で終わりだ。
振られたのだから。
輝いていた光は、一瞬で暗く真っ暗になってしまった。
次の日学校に行けば昨日の告白が直ぐさま広まっていた。
友達には、「次がある!」とか「そんなこともある!」とか「そんなことでクヨクヨするなよ!笑」とか言われるけど、振られたことも恋をしたことも無いやつに何がわかるんだ!!
この気持ちは、恋をした人にしか分からない気持ちなんだ。
片思いしてる時なんか、毎日毎日ピカピカ光ってた。
でも、失恋すると真逆。毎日毎日泣いてばかりの日々になる。
でも、毎日そんな日は、続いて欲しくない。
だから俺は、君の為に君の為だけにかっこよくなるってきめたんだ。
一日一日かっこよくなってるの気づいてるかな?
俺のこと1回ぐらい見てくれてるかな?
君のせいで毎日毎日苦しいけどさ、君のせいで毎日毎日楽しいよ。
こんな事、いつもいつも必ず力強く思ってる。
君のことだからすごく待ちくたびれそうだけど、振り向いてくれるまで待ってるから。ずっと。待ってるから。
10/7/2024, 11:32:50 AM