僕はずっと不完全な僕を許せなかった。なにをしても中途半端で人並みにできることとできないことが混在していて、特別なにかが出来るわけでもなかった。常に他人からの評価を求めて、認められたくて、足掻いていた。
でもそんな僕に、「誰にでもいいところ、悪いところはあるんだよ。自分で気付いてないだけ。」と伝えてくれたのは彼女だった。もちろんすぐに信じられるわけが無い。自分は不完全、だから要らない、どうせ彼女もそんな僕が嫌になってすぐに離れていく、ずっとそう思っていた。
しかし彼女はずっと一緒にいてくれた。不完全な僕を許してくれた。だから僕は他人から認められることよりも、先に自分が自分自身を認めようと思えるようになった。
今の僕がいるのは紛れもなく彼女のおかげ。今はどこでなにをしてるのかな。もう会うことは無いだろうけど人生を変えてくれた大切な人。君がどこかで生きているなら僕も生きていけるよ。ありがとう、
8/31/2023, 10:59:52 AM