僕はファッションについて無頓着なのだが
不意に帽子が欲しくなった
僕の"気になってる人"が
いつも身につけているということもあるが
単にそう言ったファッションアイテムを
増やしたいという気持ちもあった
一緒に見てあげるよ
ひょんなことから
その"気になってる人"と
帽子選びに行くことになった
とても嬉しかった
その人がファッションについて
明るいからということもあるが
デートのお誘いを受けたかのような
気持ちになったからだ
当日は何気無くご飯を食べて
街をぶらぶらしながら
目当ての帽子屋にたどり着いた
ファッションに無頓着と言いながらも
あーだこーだ言いながら帽子を選んだ
その中でお気に入りの帽子を見つけた
一緒に行ったその人も
それ似合ってるじゃん
と言ってくれた
これに決めた
僕はそう言ってレジに並んだ
するとその人が徐に
誕生日近いからこれはプレゼントしてあげる
と言ってくれた
袋に入れられた
つい先ほどお気に入りになった帽子は
僕の宝物になった
冬は一緒に
12/18/2022, 3:34:41 PM