うしおじる

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式場に響くsugarに肩揺らすきみに合わせて小さくステップ

暇じゃないけれどあなたを思い出す責任取ります合鍵わたした

赤い目も洟啜る音も置き去りでハーレー飛ばしてぼくのヒーロー

無果汁のぬるいボトルにキスをしたきみとおいしい思いがしたい

ふたりじめ漫画にならない僕らの恋箱にしまってとっておくのよ

ビールもさ話題もとっくにないでしょうねえねえいつものあれをしようよ

遅いからさらいに来たのとカウボーイこのまま二人ではるか遠くへ

笑わないで子供じゃないよもう、ぼくら花束とさよならだけを捨ててゆく

メモ片手「鍋の用意、ビール」あと君とおそろいヘアジャム買うの

口紅から機関車までを奪いゆくまるでぼくらはボニーとクライド

寒いね、と君のほっぺたりんご色だからまっすぐ光の方へ

カッコ悪いだけれど好きをやめらんないセルフブリーチ途中のきみよ

朝6時「ちゃんとした服でデートしたい」青山に走る君そこがずるいの

「ダサいから」コンタクト入れるの下手なのにぼくの前だけ眼鏡でいてね

2/5/2023, 12:32:40 PM