学校を入学して数ヶ月……
上手くいかなくたっていい……
何度でも挑戦すればいいんだ!!
「先輩ーー!
付き合ってくださいよ〜!」
「あ、因みに記念すべき
100回目の告白ですよー!」
【⠀…………⠀】
「また無視ですかァ〜!!」
「まっ、いいですけどね、ふふん!」
「クールの中のクールな先輩ですからねぇ〜!!」
「なっんたって!
振った女は数え切れないほど!
もはや告白する女はいない!!」
「って、まだ、あたしいるじゃん!!」
「じゃ!名残惜しいですけど、
また明日、いや!休み時間に!!
また来ますからね!!」
【……】
『おーい、また告白されてやがんの!
俺にも少し、イケメンを分けてくれよぉ〜』
【うるせぇ……】
『冷た……!』
『っても、お前さ……』
『あの子だけは、キッパリ断らねぇよな』
『なに実は好きなの?ほらほら!』
【……わかんねぇ⠀】
『え?なに?』
【好きな子にどう接すれば
いいかわかんねぇだよ////!⠀】
『えっ、うそ……あたり……?』
【女なんか、好きになるとか今までねぇから……
わかんねぇんだよ……⠀】
【だってよ
あいつ、俺の好み聞き回って
毎日、なんか少しずつ可愛いくなってるし、
あと、俺の事好きすぎだろ!! ⠀】
【あいつ、ここの学校見学の時に会ってから
ずーっと毎日欠かさず来てんだよ!!⠀】
【今までの女と違って、
外見だけじゃなくて、
ほかも見てくれてるって言うか……⠀】
『もっ、もういい!ストーップ!!』
『まてまて!お前さ!自分がどれだけ
イケメンかわかってんの?!』
『お前と3年間友達してるけど
お前が付き合ったことが
ないなんて衝撃の事実だわ!!!』
【ペラペラ喋りだして
嫌われたらどーすんだよ!⠀】
『それは、いつも喋らないお前が悪わ!』
【はぁー⠀】
『(こりゃーかなり拗らせてんな……
先が思いやられる……)』
一方……
「えへへ、今度は成功するかなぁー!
告白!!!!」
「よぉーーし!!」
「そのために、今日も、
先輩の情報聞きだすぞぉー!!」
相変わらず、諦めてなかった……
8/9/2024, 2:08:00 PM