無言で差し出された手を、握っていた。しばらく歩いていたが反応がない。あっていたのか。間違っていたのか。もうしばらく歩いてみた。いよいよ心配になって来た。そっと顔を盗み見る。するとそこには夕日のせいではないくらい赤い顔をした君がいた。つられて赤くなり手が汗ばんできた。でも、解くのが惜しくなりやはり無言で歩いた。
12/9/2023, 2:54:39 PM