そりゃあいいね。私の決断でもなく、誰かの足止めのせいでもないのに、この後のことも考えなくていい。
「仕方の無い」ことだ。心置きなく怠惰を貪りたい。
しかし、世界が終わるときなんてどうなるかわからない。世界中を見ることは出来ないから、起きたとしてもわからないだろう。終わってるし。
「明日自分が死ぬとしたら」と置き換えてみる。
うん、心置きなくないが、仕方の無いことなので怠惰を貪るしかない。挨拶するとか、片付けておくとか、この先も生きていくならやるが、死ぬならもうどうでもいい。
明日もおそらく世界はあるし、私はしなない。
明日はいきなり世界が終わり、私は死ぬかもしれない。
「どうせ死ぬじゃん!」
死ぬ前に、「ほら死ぬんだから何もしなくてもよかったじゃん」となるのか、「死ぬなら何かしてればよかった」と思うのかすらも私には分からない。
推しキャラが「ハッピーエンドの寸前で奈落に落ちることもあるから人生は面白いんですよね」「予定調和なんてつまらない」と言っていた。人生を死ぬまでのゲームだと思っている気狂いだとそのときは思ったものだが、どうせ死ぬのだから妥当だと今は思った。
死ぬまで終わらないのだからこそ、それまで安定して生き残りたい、予定調和は捨てきれないのは確かだが……。
どうせ私の世界は私にしか見えてないし、周りからすれば別の惑星でしかない。
頑張ってみましょう、頑張らなくてもいいですが、世界が終わるまではこの星を回しておきましょう。
【もしも世界が終わるなら】
9/18/2025, 12:24:58 PM