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ココロオドル



からりころり
小さなびい玉
ゆるい坂を下ってく

風で揺れるちいさなお花も
てててと歩くクロアリも
お構いなしに進んでく
 

空を染み込ませたみたいだねって
きみの声が過る時
白いなにかにぶつかった


見上げてみれば
真上のお日さまがわらったような
歯茎の笑顔のきみがいた



「 それおいしいよな! 」



右手に握ったラムネ瓶

あと少ししかないや、




残りのラムネがしゅわりと鳴いた


 

10/10/2021, 6:52:35 AM